湯呑みのできるまで
湯呑みの切り出し
器の製作から
【材料の選択】
今回はケヤキの乾燥材を使用します。
【加工】
湯呑みの形にバンドソーで粗方角を切り落とします。


木工ろくろ加工
①ろくろに材料を装着、外面から加工していきます。
②外面加工が終われば、内面を削る。
四ツ爪チャックに装着するための溝加工をおこない。チャックに装着し内面の削り出しを行います。
③加工が完了すれば内面外面の研磨を行えば完了です。
簡単に書きましたが薄く仕上げるのに苦戦しています。


木地の完成
今日はここまで、次回は木地に漆を塗っていきます。


木地固め
それではいよいよ木地に漆を塗っていきます。
木地固めは、塗りを行う一番最初の作業となります。生漆を木地全体に浸み込ませ丁寧にふき取っていきます。
これを行うことにより木地が固くなり狂いが抑えられます。


木地固め完了
次回は目止めを行っていきます。


目摺り錆

ケヤキは導管がはっきりしていて空洞が表面にあるためこの空洞を埋めるためにサビを導管に摺り込んでいきます。サビを塗った後は拭きとっていきます。導管の空洞にサビが残って埋まっていきます。右側の写真が拭きっとった後です。この状態でサビが乾くのまって次の工程に行きます。次回は拭き漆です。
一部ロクロキズがあるため、#240水研ぎをおこなっていきます。
右写真が水研ぎ完了後となります。
この状態で乾燥させます。
次回拭き漆をおこない木地固めを行います。
木地固め乾燥後#400番で再度水研ぎを行い表面の木地を整えて行きます。
水研ぎは#600番まで繰り返します。
#600番まで水研ぎが完了しました。次回からはひたすら拭き漆を重ねて行きます。
途中の拭き漆後の写真は省略していますが、今回で12回目となり大分艶が上がってきました。もう少し拭き漆を続けて行きます。
呂色仕上げ
12回まできましたのでそろそろ終息に向かいます。
本日は、呂色仕上げを行っていきます。
・初めに超微粒コンパウンドで磨きあげます。
写真はコンパウンドと磨き上げた湯呑みです。12回目の拭き漆後とコンパウンドで磨いた後の写真を比較頂くとよくわかると思います。
・次にコンパウンドを中性洗剤で綺麗に洗い流します。
・次に拭き漆を行います、これまでは中国産漆を拭いてきましたが最終工程は日本産:丹波1号にて拭き漆をおこないます。
かなり艶が上がったのが最後の写真で感じてもらえると思います。














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