Q1:漆製品ってなぜ高価なおのですか?
A1:漆塗り漆器を例にとりますと、漆器は丈夫でなければなりません、適度の厚さに何回も塗っ ていくことで漆器の丈夫さが生まれます。(木地のままがいいと言う方がいらっしゃいますが木地のままでは防水もなく乾燥により割れてしまい器としては使えません) 何回も塗る作業は、研ぐ→塗る→乾燥の繰り返し作業です。
何回も塗り重ねることで漆とすでに塗ってある下地面との接合を良 く丈夫さが増してきます。無地の漆器の値段の
ほとんどは、塗り・乾燥・研ぐ、この繰り 返しの作業の手間代なのです。
Q2:漆器は手入れが面倒で普段使いするのはもったいない?
A2:漆器を普段使いしてこそ本来の良さわかるものです。
手入れが面倒だと言うことも、普段使っていない人が頭だけで考えて面倒に思われる傾向にあるよ うです。
手入れをするというようなことは、別に漆器に限らず、どのよ うな物でも手入れは必要です。
器でいえば、陶器と扱いが違うのは食洗器では洗えないぐらいですかね。当然漆器も使っている間にすり
減ってきますが漆器はもう一度塗り直しという事ができます。従って高価だからといってしまっておくのでは
なく普段使いしてこそ値打ちがあるのです。
Q3:漆塗り製品を触ってかぶれますか?
A3:乾燥した漆面はかぶれません。
乾燥前の液体、半乾きの状態で漆が皮膚に付着するとかぶれます。
Q4:漆器はかぶれますか?
A:乾燥した漆器はかぶれることはありません。製作から6ヶ月くらいを経て販売されていますから充分に乾いています。漆器は、完成直後より丈夫にもなっています。
Q5:漆器は抗菌効果かあるの?
A:科学的に検証できないので実験を行いました。
漆塗り曲げわっぱ弁当箱とプラスチック製弁当箱に食パンを入れカビがどう繁殖するか実験をしたところ漆塗り弁当箱はカビは発生せず乾燥していくだけでした。➡実験写真はブログに公開しておりますのでご確認下さい。